うだる夏

曇りがちだった前半から打って変わって、後半に入った7月は好天が続き気温もぐんぐん上がっています。
ここ数日は国内の最高気温の上位を道東の町が占めるという異常事態。猛暑日となった周囲の町の中で、弟子屈・川湯はぎりぎり35度を下回っている?状態です。

青空は気持ちがよいですが、暑くなり過ぎるのはちょっと・・・
真夏の硫黄山

人は暑さにやられがちですが、森や道の上には巣立ったばかり?の若い野鳥がたちが元気なあどけない姿を見せてくれていますよ。

明日はまた全国的に好天となり暑くなるようです。体調にはくれぐれもお気をつけください。

気まぐれな7月

7月に入り曇りがちな日が続いています。

そんな中でもガーデンがある弟子屈町北部は比較的陽が差し込む時間もあり、外作業をしていると汗が流れますが、そこまでは暑くなりきらない感じです。

先週までせわしく泣いていたエゾハルゼミの声もパタっと聞こえなくなり、代わりに足元から絶え間なく「ジジジッジジジジッ」と鳴く声が。

正体を探ろうと足元の草むらを見つめても小さすぎるのか保護色なのか、なかなか見つけられません。

それでも声の聞こえる方を追っていくと・・・

小さなバッタが隠れていました。どこかで左の触覚を落としていますね。

いました。小さなバッタでした。
泣き声と思っていたのは、バッタが脚と翅を擦り合わせて出していた音でした。

「エゾコバネヒナバッタ」という種類のバッタのようです。道東では草むらや牧草地によくいるバッタということ。

何気なく聞いていた音の正体がわかると、一つまた自然が身近に感じます。うれしいですね。

そしてガーデン内を彩る花は次々と入れ替わっていきます。

しばらく雨や曇りの日が続くという予報です。
そうなるとお日様が恋しくなりますが、これもまた神様の恵みですね。

2021夏来る

6月に入りました。ぐずぐずが続いた5月とは打って変わり、強い日差しが照りつける日が続きます。
特にこの3日間は道東内陸部では真夏日となるところも出てきています。
湿度は比較的低いので、外作業でも風が心地よく汗を除いてくれます。

建物も夏モードに突入です。(どこが変わったでしょうか?)
緑が濃くなってきました。
ヤマモミジの葉っぱもわさわさ茂ってきています。

今シーズン2回目となる池の藻の掃除を行いました。
またあっという間に広がるでしょうけれど・・・。

水面に映るサツキツツジとノビタキ(雌)。
ブルーが鮮やかなミヤマカラスアゲハも嬉しそうに花々の上を飛び交っています。

先週は強風を伴う雨が降り、この辺りでも倒木などの被害が少なからずありました。
ガーデン内でもシラカバの木が一本倒れ散策路を塞いでしまっています。歩かれる際はご注意ください。

太目のシラカバが完全に倒れました・・・。

今日は最も気温が上がりそうです。皆様体調にはご注意くださいね。

色とりどり

相変わらず暑くなったり、寒くなったりの日が続く5月です。

例年より早く去るサクラの季節。ガーデン内ではポスト・チェリーの多くの花々が咲き始めています。

実のなる木は白い花を。
ちなみにスモモの木はこれまで実をつけたことはありませんが・・・。

園芸種も手入れをほとんどしていないのに、毎年鮮やかな色を見せてくれます。

シメ

シメです。
図鑑で見るシメの嘴はもっと淡いオレンジ色がかった色で、この鳥は本当にシメだろうか?と不安になりましたが、突っ込んで調べてみると、繁殖期にはシメの嘴の色が鉛色に変わるとか。そういうことだったんですね・・・

しばらくはぐずついた天気が続くという予報が出ています。
コロナウイルスのワクチン摂取が徐々に始まっていますが、その広がりはまだ収まってはいません。
どうぞお気をつけください。お祈りしています。

5月の夏と冬

5月も半ばを過ぎました。晴れて気温が30度近くまで上がったかと思えば、どんよりと低い雲が垂れ込めストーブが必要な日もあったりと、なかなかに落ち着かない季節です。

そんな中ですが、ガーデンの桜もようやく花を咲かせ初めています。

入り口脇のエゾヤマザクラと硫黄山

ガーデンにはエゾヤマザクラとチシマザクラの2種類の桜がありますが、若干エゾヤマザクラが早く咲き始めるようです。

花と葉が同時に開き、花びらの色が比較的濃い方がエゾヤマザクラ、花が葉よりも先に開き、花びらの色が淡いのがチシマザクラです。

足元には野の草花も萌え出てきていますよ。

鳥たちも恋の季節。日々絶え間ない囀りが響きます。

しばらくガーデン内で愛らしい姿を見せてくれていたエゾユキウサギさんたちは、周囲の畑の作業が始まると現れなくなってしまいました。残念。
畑作業が落ち着いたらまた戻ってきてくれるかな?

エゾユキウサギ

明日から北海道全域に再びの緊急事態宣言が出されることとなりました。
「みんなでワイワイ」が難しいですけれど、大自然の中数人で屋外で過ごすのはOKだと思いますので、どうぞみなさま川湯ビレッジ・摩周ガーデンをご利用ください!

テーブル・ベンチセットもいくつかの場所に設置しました。

冷たい春

5月に入りましたが、ひんやりした天気が続いています。ガーデンから見える摩周の外輪山には霧がかかり、見事な霧氷ができていました。

摩周第三展望台周辺の霧氷

そんな冷たい春の中、動物たちは元気に動き始めています。

換毛中のエゾユキウサギ

夏鳥たちも渡ってきて、元気に囀っています。

ゴールデンウィーク中、残念ながら天気はあまりよくないようです。家の中で鳥の声に耳を澄ますのもよいですね。

スプリングエフェメラル

「エゾエンゴサク咲きました」の報告がちらほらとSNS上でも出始めています。
ガーデン内ではログハウス周囲の森の中に毎年ちょっと遅れて咲き始めます。
今年はいつ頃咲き始めるかな?と歩いていると・・・すでに咲いていました。足元を目を凝らしてみると何輪かの花を見つけることができました。

枯れ草の中から顔を出すエゾエンゴサク

この後しばらくすると、たくさんのエンゴサクの花が咲き誇り、その後エンレイソウの庭へと変わっていくことでしょう。楽しみです。

こちらはガーデン内ではありませんが、川湯温泉街から少し森に入ったところの水辺に咲くミズバショウの花。

夕暮れのミズバショウ

まだ小さめの花がぽつぽつと点在して咲いている状況ですが、これからこのあたりには多くのミズバショウの花が咲く一大群生地となります。
こちらも楽しみですね。

星降る夜

昨日は一日中雲のない青空が広がる日でした。
気温も20度近くまで上がり、日中は汗ばむほど。

好天は夜まで続き、全方位に煌びやかに輝く星たちが見られました。

これまでご紹介することがなかった、夜のガーデンの様子をお届けします!

西の空では冬の星座たちが沈み始めています。オリオン座のリゲルが硫黄山に沈んだ直後。
建物の上には北極星をいだくこぐま座が。左下にはカシオペア座が見えます。
ログハウスのちょうど真上には春を代表する星座、しし座が鎮座しています。

これから徐々に天の川がよく見える季節に入りますね。またご紹介いたします!

The new season

新しい年度が始まりましたね。川湯ビレッジ摩周ガーデンも今年度は新しい一歩を踏み出すべく神の導きの中準備を始めています。

その一つとして、これまでよりもビビッドにガーデンの様子をお伝えするべく新しいガジェット(フルサイズミラーレスデジタル一眼カメラ)も駆使していきたいと思います!

20mmの広角レンズで池の東側からの硫黄山。
いつもよりかなりワイドに撮れました。

もう一つ用意したレンズは28-200mmの中望遠ズームレンズ。
野鳥を撮るにはまったく物足りませんが、森の中にあるガーデンを歩けば野鳥が飛び交っていますので、ときには比較的近くまで寄れることも。
スマホのカメラでは味わえない醍醐味ですね。

春を告げる植物たち。こちらも同じレンズで撮ってみました。

週の半ばには雪の予報もありますが、もはや春の勢いは止められませんね。

泥濘む春2021

4月に入りました。全道的に早めの春が訪れています。

今週雪の予報もありますが、なごり雪。そろそろ最後の雪になるでしょうか。

そしてやはりこの時期は雪解けの水でガーデンの至る所に水溜りができます。
昨年も同じタイトルで同じ構図の写真を使った日記を投稿していました・・・

東京の緊急事態宣言が解除になった途端、各地で感染者が増えてきちゃいまいしたね。まだまだ手放しで観光に行くのが気が引ける状況ですが、どうぞどなたもお気をつけ、収まる頃には道東にも足を伸ばしていただければと願います。

雪もほぼ溶けました。