夏の風物詩

久しぶりに日が射す午後です。徐々に気温も上がっています。
とはいえ、少し前の猛暑とまではいかない様子で風が心地よいです。

さてこの季節、国道や農道の脇などに異彩を放つ植物が立ち並びます。
ガーデン内にもちらほら見られますが、やはり独特のフォルムが目を引き付けます。

その植物とは・・・

そう、オオウバユリです。

大きく広げた葉、まっすぐに伸びる太い茎、そして四方八方へと向かって咲く何輪もの花。
その姿は地底人の潜望鏡にも、全方向型のスピーカーのようにも見えます。

花を咲かせた株はそれで一生が終わりになるそう。
脇から出てくる子株が来年以降は花を咲かせるのだそうです。

アイヌの人々にとっても大事な花のようで、その球根を食用や薬として重宝していたということです。

かわいいお客さん

ここ2、3日道東ひんやりしております。
1週間続いた猛暑がどこへやら、この気温差には人間のみならず植物含め生き物全般戸惑っているのではないでしょうか。

そんな午後、施設内の作業部屋で作業をしていると、窓に衝撃音と同時に何かが落ちる影。

鳥がぶつかったかなと、その辺りを探してみるといました。コアカゲラさんでした。

体調15cmほどのコアカゲラ

拾い上げると目をパチクリしていますが動くことができないよう。失神は免れたけど脳震盪を起こしているのかな?
安全なところに置いてあげる。しばらくすると飛び立つかな、と思って見守っていましたが20分経っても動き出さず・・・

つぶらな瞳

「そうか、キツツキだから・・・」

と思い起こし、庭のカエデの木に留まらせてあげました。こちらの方がしっくりくるかな、と。

留まりはしたが、その場から動かず。心配です。

20分ほど経ったとき、急に首をキョロキョロと動かしたかと思うと、元気よく木の上の方に駆け上がって行きました。
一安心。

コアカゲラ

ナデシコ・セキチク・ダイアンサス

ガーデンのいくつかの場所でセキチクが咲き誇っています。

ご覧のように、セキチクとはナデシコのことです。ダイアンサス、とも呼ばれています。

一般的に日本で「ナデシコ」というと「カワラナデシコ」のことを指すということです。
花びらの切れ込みがより深く、ヒラヒラ感が強いのがカワラナデシコです。

それに対してセキチクは写真のように花びらの切れ込みは浅いです。またカワラナデシコに比べると背がかなり低いです。

カワラナデシコとセキチクを合わせて「ダイアンサス」と呼ばれています。

写真上のセキチクはガーデン内の比較的に目につくところに咲いています。
一方下のセキチクはちょっと分かりにくいところに咲いています。ぜひ探してみてください!

ウツギの花

全国的に荒れ模様な天候のようです。北海道は晴れ間もありますが、やはり霧や雨が多い天候が続いています。

そんな中ガーデンの中にある二つのウツギが花をつけました。

白く可愛らしい花はコゴメウツギ。
葉の形がカエデっぽいです。

コゴメウツギの花。入り口正面のナナカマドの下あたりに咲いています。

もう一つは斑入りタニウツギ。葉にまだら(斑)入っているのが特徴です。
ピンクがかった白いツツジに似た花です。
こちらは野生種ではなく園芸種ですね。

池の周りに咲く斑(ふ)入りタニウツギの花。

コウリンタンポポ

本日は晴天なり。
予報ですと道東では30度を超える場所も出るそうで、ここ川湯も強い日差しが照りつけています。

入り口を入ってすぐ左側、旧印刷小屋の周辺や、物置棟の北側にコウリンタンポポが咲きはじめました。

コウリンタンポポ、別名エフデギクまたはエフデタンポポ

鮮やかなオレンジの花が群生しているので結構見応えがありますよ。

ただ、コウリンタンポポもルピナスと同じくもともと日本には存在しなかった帰化植物。
北海道では元々の生態系に大きな影響を与える植物とみなされ、場合によっては駆除すべき花ということです。

今の所敷地内では限られたところにしか生息していないので、ガーデンを彩ってくれる季節の花の一つとして、のままにして愛でていければと思います。

ツタに咲く白い花

今週から夏の日差しがやって来るらしい。

という天気予報とはうらはらに、ここ弟子屈・川湯は曇の多い、ややひんやりした一日となっています。

管理棟の入り口左、南側の壁に這うツタを覆うように広がる植物が白い大きな花を咲かせています。
一見、ツタの花のような錯覚ですが、よく見ると別の花、クレマチスでした。

毎日違った表情を見せてくれる、この季節ならではの楽しみですね。

ツタとクレマチス

夏の花

今日の道東、天気予報は一日曇りということでしたが、厚い雲の隙間から時折やわらかい陽が差し込みます。

ガーデン内にも徐々に夏の花が咲き出していますよ。
ひときわ目立っているのはルピナスです。

紫のルピナス

ルピナスは別名ノボリフジとも言われる花で、北海道の夏を代表する花の一つとなっています。
比較的大きな花をつけ、群生するため目立ち、道内のいろんな場所で目にすることができます。
花の色も、青、紫、ピンク、白・・・などバリエーション豊富で鮮やかです。

もともと外来種で、繁殖力も旺盛なため固有種を駆逐する恐れがあると、一部では危険視されたりもしていますが、北海道の夏を鮮やかに彩ってくれる花であることは違いないですね。

ルピナスの陰に隠れるように、コンロンソウが可憐な花を咲かせていました。

コンロンソウ

雨のち晴

しばらく雨模様が続いた道東ですが、昨日今日と爽やかな快晴となりました!

ヤマブドウの葉も徐々に大きくなっています。果たして今年は実がなりますでしょうか。

少し分かりづらいですが、葡萄棚の向こうの木の上にカラスが1羽とまっていますね。
最近外作業をしていると必ずと言っていいほど近くに来てこちらの様子をうかがって来るカラスです。
木の枝をくちばしで叩いて音を出したり、口で小枝をちぎっては落としたりを繰り返し、何気に存在をアピールして来ます。
カースケと名付けて挨拶をするのが日課となっています。

ガーデン内ではツツジやシャクナゲたちが競うように花開いています。
6月は花の季節。どんどん賑やかになっていきますよ!

アズマシャクナゲ
エゾムラサキツツジ
レンゲツツジのつぼみ

春の長雨

ここ数日すっきりしない天候が続いています。
明日は全道的に雨の予報で、日曜日まで晴れ間は望めない模様。

曇り空だと外作業もテンションが上がりにくいですが、植物、特に雑草と呼ばれる類の植物はテンションMAXで伸びています。

足元には目立たない小さな花々が咲き出しています。

ワスレナグサ。青系とピンク系の可愛い花が地面を覆い始めています。
イヌナズナの小さな黄色い花。
丸い鋸歯が可愛い歯を持つカイドオシ。
ツルニチニチソはヨーロッパ原産の帰化植物。グラウンドカバー。
足元の目立たない花、ではないですが、ガーデンに咲く数種類のツツジの一つ、クロフネツツジ。

今日の花

今日は北見市で30度超えましたね。
川湯はそこまではいきませんでしたが、外作業は汗がしたたりましたね〜
でも五月晴れの空の下での作業は気持ちのいいものです。

散策路入り口左のチシマザクラも見頃を迎えています。

チシマザクラはヤマザクラに比べ背丈が低く株立ちしていることが多い。

タンポポはかなり勢いづいてきましたが、他の野草はまだそれほど出てきていません。

キケマン。黄色い華鬘草。トドマツトンネルの南側の入り口側に小さな群生がありました。
池へと続く敷板の隙間からニョキニョキ伸びる土筆さんたち。