秋が終わり雪が降り積もるまでのこの季節、目に映る景色は一年のうちで最も寂しいものとなります。
しかし、空気は澄んで青空が光る季節でもあります。
この時期、収穫を終えた畑地のところどころに石塊?が積まれた景色を目にします。
ここで問題です。この一見石ころのように見えるものは一体なんでしょうか?(ヒント:農作物です。)
答えは「ビート」。
北海道民以外にはなかなか馴染みがないものなので難しかったでしょうか。
ビートは別名「甜菜」または「サトウダイコン」と呼ばれる作物で、「甜菜糖」と呼ばれる砂糖の原料となります。
北海道で売られている砂糖はサトウキビではなくこのビートから作られているものがほとんどとなります。
北海道での作付け面積は意外にもジャガイモよりも多いということ。
毎年大量のビートが生産されるのですが、収穫時に一度にすべてを加工工場には持ち込めないため、順番が来るまでは畑の片隅にこのように積まれているということです。
このビートたちがなくなる頃には本格的な冬がやって来そうです。