遠き春

3月も後半。東京でも桜が咲き始めているようですね。

こちら道東川湯でも、フクジュソウなど春の花の知らせが聞こえますが、ガーデン内にままだ花は見られません。
だいぶ暖かくはなってきましたが、まだ日中でも氷点下の日もあり、春の訪れはまだ先のようです。

昨晩降った雪がうっすら積もり、でこぼこだった雪原を綺麗に化粧直ししてくれましたよ。

曇天の硫黄山

雪嵐のち晴れ

月が変わりました。
今年の3月は雪嵐での始まりとなりました。
ここ弟子屈町にも今冬初めての暴風雪警報。

嵐が多くの積雪を残していきました。

今日は晴れ、太陽によって湿り気をます雪は重く、雪かきがまた大変になります。

寒さのピークは過ぎましたが、春はまだまだ先です。

池の周囲にも雪の壁ができましたよ。

厳寒の湖

今現在は少し落ち着き、気温も比較的上がりましたが、ここ1週間ほどは明け方にマイナ20度を下回るほどの厳寒な日が続いていました。

そして数日前には地元の新聞にも紹介されましたが、ついに、摩周湖が全面結氷しました。実に5年ぶりということです。

空を移す摩周湖

上の写真は、全面結氷しました!と発表される前日の摩周湖。
実はその数日前からガイドの間では「全面結氷してんじゃね?」とささやかれていました。
確かに右手奥、北側が凍っていないようにも見えますが、肉眼でははっきりわかりません。

それはともあれ、この時の摩周湖は凍った湖面が空を移し、特に中島、カムイシュ島あたりの色がとても美しいグラデーションを醸し出していました。貴重な姿です。

そして、こちらはさらに少し前の屈斜路湖の写真。
湖尻(釧路川源流)辺りから北西方向の景色です。
風がなく、完全に景色が鏡状態の湖面に反射しています。
鏡面との境にある白いラインは湖面の氷です。

鏡の屈斜路湖

青空と足跡と

朝晩はぐんと冷え込むものの、日中は太陽が出て気温が上昇するような日がこのところ続いています。

そのおかげで摩周湖の全面結氷を期待している写真家さんたちには、もどかしさも募っているかもしれないですね。
とはいえやはり冬の青空は道東の恵みだなと感じます。

ビレッジ内の水源から北を写す。青空の青と白樺と雪の白のコントラストが美しい。

50cmほど積もる雪の上にはいろいろな動物たちの足跡が重なりあっています。

手前から奥に、エゾクロテンらしき足跡が作業小屋の屋根まで続います。

交差するように左側からエゾユキウサギがのんびり歩いている(跳ねている)様子が伺えます。

他にもエゾシカやキタキツネ、エゾタヌキ、エゾリスなどの足跡も見つけることができますよ。

ぜひ皆さんも探しに来てください!

作業小屋の屋根まで続く動物たちの足跡。

 

灯の森

厳寒期に入って来ました。

ここ道東・川湯の冷え込みは例年に比べてもそこまでではないですが、東京をはじめ日本各地で稀に見る大雪・低温という気象に翻弄されていますね。
事故なども起きやすいですが、くれぐれも起きをつけください。

さて、川湯では間も無く毎年恒例真冬のお祭り「ダイヤモンドダストinKAWAYU」が開催されます。
ことしは会場を森の中とし「灯の森」をテーマに森全体がアートとなっています。
一足早く灯火の森は今夜から始まっており、ランタンの光が川湯の雪が舞う森を幻想的に照らし出しています。

灯の森のいりぐちです。ここから森の中に入って行きます。
しずくの形をした氷のランタンが橋を照らします。
雪や氷でできた建物がつくる可愛らしい町のオブジェ。

イベントは2/22まで開催されています。

道東へお越しの際はぜひご覧になってください!

雨のち晴れ

北海道は全体的に大荒れの模様。
道東も今日は朝から大雨でしたが、昼を過ぎた頃から透き通るような青空が見えてきましたよ。

冬の梢と雲と空。
摩周カルデラ外輪山。
この向こうに摩周湖があります。

この雨で積もっていた雪もだいぶ溶けました。
このまま冷え込むと道は一面スケートリンク状態・・・

みなさま滑らないようお気をつけください。

本年もよろしくお願い申し上げます

明けましておめでとうございます。
少し遅い挨拶となってしまい、失礼いたしました。

道東、川湯は比較的穏やかなお正月を迎えております。
今年は、摩周ガーデン(川湯ビレッジ)でも新しいことにチャレンジしていく一年になりそうです。
神様に期待していきましょう!

冬至を過ぎましたが、まだまだ日は短い。4時前に沈んでしまいます。

1月より、当法人の施設をもっとみなさまにご利用いただきたく、いくつかのイベントを開催してまいります。
まずは主に、地域住民の方々向けとなりますが、ご興味のある方はお気軽にお越しください!
⇒イベント情報はこちらから。

冬の嵐とクリスマス

ここ数日北海道全体が寒気に覆われています。
道東・川湯も早12月にしてマイナス20度の日がやってきております。

大雪が降ったと思ったら、爽やかな青空、そして冬の嵐と気候が目まぐるしく変わる日々ですが、雪の積もっている景色はやはり美しいですね。

ガーデンから少し歩いた場所から雪の硫黄山と帽子山を望む。
管理棟真ん前に立つエゾマツも薄く雪化粧

ガーデン施設内は特に大々的なクリスマスの飾り付けは行いませんが、エントランスにある裸のリースが寒々しかったので、ダンボールに眠っていた飾りでデコレートしてみましたよ。

管理棟エントランスにあるリースがクリスマス仕様に。

風邪やインフルエンザが流行り始めているようですが、みなさまお気をつけください。
神様の守りがありますように。

氷点下の日々

12月に入りました。今年もあとわずかです。
季節も本格的な冬突入で、道東も一日中氷点下となる日が続いています。

そうなると想像するのが雪景色ですが、残念ながら?現在ガーデンには雪がほとんどない状態です。
数日前に15度近くに気温が上がり、積もっていた雪もすべて溶けてしまいました。

珍しくガーデン西の丘からの景色。整地が後回しになっており残るぬかるみの水も完全に凍りスケートリンク状態に。

雪がないと不思議に寒さを余計に感じます。
実際に、同じ気候・大気の状態のとき、雪が積もっているときといないときでは雪がある時の方が気温は高いということです。

次に雪が積もると、そろそろ根雪になる頃です。何かと大変にもなりますが、やはり雪が待ち遠しい師走の始まりです。

冬色

冬の色は?

考える間も無く白、という答えが返って来るでしょうか。
特に雪国に住む人にとっては冬=雪=白、という等式が自ずと成り立ちます。

数日前には銀世界となったこの場所も(「白」の世界は「銀」という色で表現されましたね。日本語って・・・)、冬の太陽の元、すっかり秋枯れ色に戻りました。

蒼く高い空

そんな園内を歩くと、思いがけない冬の色に出会うことができます。

すっかり葉を落としたハマナスの枝の先には、紅葉する若い葉が伸びていました。

ハマナスの刺々しい枝先に若く赤い葉が鮮やかに色づいています。

また、園内に一本だけ植わって入るクサボケの木の下には、緑色の実がたくさん落ちていましたよ。
洋梨に似た実です。そのため長野あたりでは「地梨」と呼ばれているそう。
残念ながらそのまま食べることはできないのですが、果実酒などに利用されるということです。

キウイより少し小さいクサボケの実。

実はクサボケの木には夏の終わり頃、ツバキのような花が付いており、その花から樹の種類を調べたのですが、その時は分からずじまいでした。
季節が変わり実がなって、ようやくなんの木かわかった次第です。
自然は色々な形で私たちに語ってくれていますね。